Mylea™×MIYUKIアクリルでワークショップを開催at文化服装学院

こんにちはkinaです。
今回、文化服装学院にてマッシュルームレザーMyleaとMIYUKIアクリルを使用したワークショップを開催することになりました。


各回1時間程のワークショップとなり、レーザー加工と革について少し講義を行った後、ご参加いただく皆様にラフにアクセサリー作りをお楽しみいただければと思っております。

イベント詳細

日程:6/3 (土曜)

  • 第一回:11:00~12:00
  • 第二回:13:30~14:30
  • 第三回:16:00~17:00

上記スケジュールにて開催となります。

お申し込み

お申し込みはこちらのPeatixよりお願いいたします。
※一般のお申し込み枠、文化生のお申し込み枠が異なりますのでご注意ください。

イベント詳細

  • FabCafe Tokyo イベントページはこちら
  • MYCL イベントページはこちら ※English ver.

アクセスについて

今回のワークショップの開催は文化服装学院、展示空間内での開催となります。

文化服装学院 F館ギャラリー
〒151-8521 東京都渋谷区代々木3-22-1
(エントランスにポスターでのご案内もございます)

february fuzz(個人で2023年2月よりスタート。音楽とレザーを使ったプロジェクトです。)のデザイナー兼FabCafe TokyoのFabディレクターとして、今回こちらのワークショップを設計・開催させて頂く事となりました。

レーザー加工に興味があるけど踏み出せない・新素材に興味があって体験してみたい・なんだか楽しそう、理由は何でも大丈夫です。
どなたでも気軽にご参加いただける空間を作り、お待ちしております。

Mylea™とMIYUKIアクリルを組み合わせた理由

加工したMylea™

マッシュルームレザーMylea™を使用し、ワークショップを設計する上で今回ご参加いただく方々に伝えたかったのが、「持続可能なデザイン」についてです。

Mylea™はきのこの菌糸体から作られます。きのこの根っこにあたる部分であり普段私たちが食べる部分ではない農業廃棄物である部位から作られる為、持続可能で環境に優しい素材です。

動物性のレザーと異なりなめす過程で大量の水を使う必要もなく、約2週間ほどで1枚のMylea™が安定的に作られます。

インドネシアのMYCLが開発した、サステナブルであり動物性のレザーに変わる自然由来のヴィーガンレザーです。

昨年はこのMylea™を使用しカードウォレットを作るワークショップを開催したのですが、今年はさらにもう1つ、素材を掛け合わせることとしました。それがMIYUKIのマーブルアクリルです。

Mylea™とMIYUKIアクリルパーツ

MIYUKI アクリルは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。

国連サミットで採択された持続可能な開発目標SDGsへの取り組みとして17の開発目標の中から特に『目標9:産業と技術革新の基盤を作ろう』と『目標12:つくる責任つかう責任』へ特化したアクリル板を製作しています。

アクリルは作る過程で廃色材などが必ず生まれますが、これらをさらに利用しアップサイクルな素材としてマーブル板を作っています。
その他にも粉砕したチップの再利用や、コーヒーのカス・籾殻などを使用するなど、オリジナルでありデザイン性も高いアクリルを多数生み出しているのです。

アクリル=樹脂の板であり、一見サステナブルと結びつきづらい様に思いますが、何度でも生まれ変わる様にMIYUKIアクリルは素材の未来を考えています。

アクセサリースタンドと完成品

学生の皆様がこれから作品を作り続けていく上で、いつか素材の未来について考える瞬間が訪れて欲しい。私はそのように思いました。

自分自身が学生の頃、素材の未来について考えることはありませんでした。ですが、これからの未来、素材が今のように常に供給されるわけではないと思うのです。

枯渇していく資源について考え、”どうしたら、私たちは物作りを続けられるのか” ”作ったデザインが長く使われていくにはどんなデザインが必要か”を考えられる人になって欲しいと思います。

いつか彼らの未来に『はっ』と思い出す瞬間が生まれたらいい。その様に考え素材の組み合わせを今回考えました。

パーツの加工

MIYUKIアクリル端材

パーツの加工はもちろんレーザーカッターで行っています。
アクリルはそのままの状態で加工を行うと、レーザーの熱により焦げが発生するため表裏共にマスキングを行いカットをします。

アクリルにマスキングをする
レーザーカッターに設置する

ちなみに、このアクリルもFabCafe Tokyoにて使用され端材となったアクリル等です。大きな素材はもう切り出すことができませんが、アクセサリーに使用できる10mmほどのパーツであれば、充分に使用することが可能です。

february fuzzについて

漫画家に向けた名刺ケース
水彩テレキャスターピックガード

2023年2月より、sakai kinaとnigatsu hizumiがスタートさせた個人プロジェクトです。

大切な人にor大切な人と作ることを目的とした、私の脳内と感情の置き場のようなプロジェクトです。

発信するものは触れるものでも触れないものでも良いと考えており、今後音楽や写真なども作品として作ります。
あなたが嫌いになりそうな季節に、美しさと優しさで栄養を与えて、歪んでしまわない様にしたい。ただそれだけです。

まとめ

もう間も無く開催となりますこちらのワークショップ。また後日、当日の様子もお届けの予定です。

是非またみていただけると幸いです。

追記 6月18日

無事に今回のワークショップを終えることができました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

当日の様子をゴトウさんに撮影していただきました。編集したダイジェストを掲載いたします。

当日の様子